「堰」は「川のあの部分」。5284ヤマウホールディングス。
「堰」が読めない。漢字の右側も読めない。
会社四季報2023年夏号5284ヤマウホールディングス「水門・堰と高架道路用伸縮装置も堅調」とあった。
四季報オンラインで漢字をコピペして検索して「せき」とようやく読めた。紙面だけではたどりつけなかった。
堰とは?
堰とは、河川の流水を制御するために、河川を横断して設けられるダム以外の施設であって、堤防の機能を有しないものをいう。
堰は、固定堰、可動堰、またはそれらの組み合わせの構造のものがあり、取水、分流、潮止め等の目的で河道を横断して設けられる構造物である。
固定堰は開扉(かいひ。これも読めなかった。)などの可動部がない堰。水中に石積みやコンクリートなどの構造物を設けて水をせき止めるだけの単純なもので、歴史的に古くから設置されてきた。流量などを随意に制御することができないため、洪水時において堰の持つ「水をせき止める」機能があだとなり、水の迅速な流下に支障をきたすばかりか洪水氾濫を招いてしまう点が最大の欠点。現在あるものは比較的小規模か、歴史的に古く長い時間維持されてきたものがほとんど。新規の堰検討時においては、分流堰等の特別な場合を除いて採用しないものとされる。
可動堰は開扉などの可動部をもつ堰。流量を随意に制御し洪水時には水を迅速に流下させることができる。可動部の構造によって「引上堰」と「起伏堰(転倒堰)」に大別される。
引上堰は、上下に開閉する開扉をもち、止水が容易で操作の信頼性が高いため、大規模な可動堰はほとんどこの形式。
起伏堰(転倒堰)は、水中の構造物を起てたり倒したりして水を制御するもので、堰が比較的小規模で、なおかつ制御する水位幅が狭い場合に採用される。起伏堰には、「鋼製起伏堰」、「ゴム引布制起伏堰」、「SR合成起伏堰」がある。
河川事業設計基準書の改訂(H28.3)についてを参照しました。
学生のころ河川敷の堤防をジョギングしていましたが、遠目に私が見ていた「川のあの部分」が「堰」だったと知って、少し感動しました。
また、「堰を切ったように」の「せき」を初めて「堰」で認識しました。